10月10日 ボロフェスタ

拝啓、宮尾さま

 

 音楽が好きな人は、映画が好きだし、映画は好きな人は、音楽も好きですよね。そう言うことからも、映画と音楽って切っても切り離せない関係にありますよね。

 

 そんな僕も映画は、すごく好きで、最近見た映画についても言いたいことは山ほどあります。

「新感染」は娘さんがいる人(主催のモグラさんとか)は声を出してむせび泣くと思います。「エヴリバディ・ウォンツ・サム!!」も青春映画としていいので見てください。2つともめっちゃいいです!詳しく言いたいですが、また今度。

 

京都には、「アンテナ」という京都のカルチャー発信サイトが主催している映画のイベント「秘密映画倶楽部」というものがありまして、そこで僕は、「ヴィデオドローム」や「スパイダー」のデヴイッド・クロネンバーグ監督に出会ったり、チェコアニメが”東のディズニー”といわれて素晴らしいことを知ったり、「オテサーネク」というチェコ映画を見たりしました。このイベントのおかげで、普通の人がおそらくあまり触れない映画を見たりできていました。学生時代、見た映画の数が1万本を超えたころから数えるのをやめたという、すごく映画に対して愛のあるライターの方が、紹介してくれる映画は、このイベントがなければ見れなかったもで、僕の人生の中でも重要な映画になっています。

 

そこで、やっぱり思うことは、紹介するライターさんの愛がたくさん詰まったラインナップだから、映画にはずれがないんです。やっぱりこういうものって、伝える人の情熱のこもったものってすごく強いですよね。

 

ここで、もう一回注目してほしいのは、ボロフェスタの起源についてです。これは、ナノボロフェスタ2016で行われたジモコロとの公開対談の時の記事なのですが、この記事を読めば、ボロフェスタが始まった時の状況や、きっかけについてしっかり描かれているので、もう一度読んでみてください。

 

www.e-aidem.com

 

対談が始まって始めに飯田さんの口から語られていますが、ボロフェスタは”誰も注目してくれなくなった京都で、どう周りから注目されるか、いいバンドをもっとみんなに見てほしい! ” という衝動から始まっています。

 

確かに、手作り感とか、インディーフェス感とか、よくわからない催し物などが開催されているフェスとして見えるかもしれないんですが、一番本当に気持ちを込めていることは、もっともっとみんなに見てほしい、本当にいい音楽に触れてほしい、出会ってほしいというところなんです。

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僕も、こうしてボロフェスタにかかわるようになって、いろいろバンドを見るようになって思うことがあります。

例えば、ナノボロに出てもらった「空間現代」は、ボロフェスタのスタッフに”京都にすごいいいバンドが東京からはるばる移住してきて、ライブハウスまで開いたのに、なんで京都の人は騒がないんだ!”といわれて見に行ったんですけど、見終わった後、ほんとに僕も同じ気持ちになって、すごいのに、この光景を目撃している人ってほんとに数えられるくらいしかいなくて、そのことについてやっぱり納得いかなかったんですよね。

 

 

いままで生きてきて、ほんとに好きな漫画や映画の話を知り合いにしても、話す前から、”いつものやつね”みたいな感じで流され聞いてもらえず、自分の感性が間違っているのかなと思う事もありました。

でも、そういうアーティストを見て毎回僕は確信するんです。”このアーティストはほんとにかっこいい”。

やっぱり、どうにかしてみてほしいんです。お客さんが、数人しかいなくても、そこに変わらずあるすごい光景や、ストーリー、そして音楽を。

熱中できるものがないって周りは言いますが、そんなはずないと思うんです。絶対ありますよね、言いたいこともそうですし、曲げられないことも。

今なくても近くのライブハウス、近くのレンタルショップでも、Netflixでも、spotifyでもいいです、絶対近くに転がってるはずだと思うんです。

 

 

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そういう気持ちでボロフェスタは成り立ってるはずだとしったっぱの僕ですら思いますし、これがなくなったらもう何もないですよね。

 

改めてボロフェスタが近づいてきた今日、当日のことを考えて思い浮かぶことこういう事です。

 

あのアーティスト見てみんなどんな反応してくれるかなとか、どうすれば、一人でも多く見てくれるかとか。当日始まるまで考えちゃいますよね。

 

最近上がったこの記事、「夏の魔物」の主催の成田大致さんと「ボロフェスタ」主催の飯田さんの対談もボロフェスタを深く知るのに最適な記事なので、合わせて読んでみてください。

ototoy.jp

 

この前の、タイトルじゃないですけど、どうしても言いたいことがあるという気持ちは忘れたくないですね。

 

ほんとに冗談じゃなく開催日が近づいてきましたね。

 

今年もみんなの中に何か残せればいいですね。

 

それでは、夏から始まったこの文通も、季節がかわってもう秋ですよ。

早いですね。

 

またお返事お待ちしております。

 

 

タックル水上

 

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