キャッチ宮尾 音楽×映像の話
拝啓 水上さま
お返事ありがとうございます。
水上さんのアイドルへの熱量しかと受け取りました。
アイドルのMVはアイドルの魅力が詰まっていて、本当に楽しいですよね。。あの衣装や楽曲のイメージによって創造され、作りこまれた作品は見応えがあり、楽曲の印象をぐっと深めますよね。アイドルのMVが見ていて1番楽しいなとも思います。
全体の雰囲気を1度見て、その後、メンバー1人1人を追ったあとに、最後にもう一度全体を見直す。気がつけばダンスの振り付けをなんとなく覚えてしまっていることもあります。これはバンドにない独特な高揚感でもありますよね。
映像作品での繋がりとして、今回は映画についての話を少ししたいと思います。
水上さんの好きな映画はなんですか?
私の好きな映画は、邦画の『ジョゼと虎と魚たち』、『アヒルと鴨のコインロッカー』、洋画の『ウォールフラワー』です。
この3つに共通しているのは、
音楽が密接に関わっている作品であるということです。これは私も最近気がついた共通点だったのですが。
まず、『ジョゼと虎と魚たち』
足が不自由で、車椅子なしでは生活できず、ほとんど家からでたことのないジョゼ(池脇千鶴)と、大学を出たばかりの恒夫(妻夫木聡)がひょうんな出会いから惹かれあっていく、ラブストーリー。
この作品の主題歌は、くるりが担当し、今でも名曲と名高いハイウェイ。ドライブの鉄板曲でもあり、この音楽に心動かされた人も多いと思います。あの曲をあの映像と共に聴きたいから映画を見る。なんてこともあるくらいです。
2つ目は『アヒルと鴨のコインロッカー』
大学生になり、椎名(濱田岳)は引っ越し先のアパートの隣人・河崎(瑛太)に「本屋で広辞苑を盗まないか」と誘われる。断りきれなかった椎名は本屋から広辞苑を奪う手伝いをさせられてしまう。この本屋襲撃の意味とは一体なんなのか。
ここでは、神と崇められた、ボブ・ディランの「風に吹かれて」が一貫して使用されていて、彼の曲がなぜ物語に大きな意味をもたらしているのかをぜひ作品を見て感じて欲しいです。
最後は『ウォールフラワー』
チャーリー(ローガン・ラーマン)は、小説家志望の16歳で、入学初日にスクールカースト最下層に位置付けられた高校では、ひっそりと息を潜めてやり過ごすことに注力していた。ところが、そんな彼の生活は、周囲の学生たちとは関係のない“特別席"で、
眩しいほどに輝いていた、陽気でクレイジーなパトリック(エズラ・ミラー)、美しく奔放なサム(エマ・ワトソン)兄妹との出逢いにより、一変する。初めて知る“友情"、そして“恋"―。世界は無限に広がっていくように思えた。だが、チャーリーがひた隠しにする、過去のある事件をきっかけに、彼らの青春の日々は思わぬ方向へと転がり始める―。
この作品では、デヴィッド・ボウイの曲が挿入歌として使われ、しかも、曲をメインにしたシーンもあるんです。そのシーンのエマ・ワトソンがとてつもなく美しいのでぜひそのためにでもいいので見て欲しいところです。
そして、この作品も印象的だったので、お話したいと思います。『帝一の国』、この作品もエンドロールでポップなクリープハイプの「イト」が流れ、永野 芽郁が可愛らしいダンスを踊っていました。この演出のお陰で、心をぐっと掴まれた気がしました。ボロフェスタに出演するクリープハイプのパフォーマンスも楽しみですね。
このように、音楽×映像というものは、様々な広がりを見せることができるなと感じさせられます。映画だけでなく、ドラマなどでも音楽の役割はかなり大きくなっているとも感じます。
水上さんは音楽が印象に残っている映画などはありますか?
そういったお話もぜひ聞いてみたいところです。
秋のこの涼しさを感じると去年のボロフェスタを思い出して少し緊張したような、そしてワクワクした気持ちでいっぱいになります。
準備期間も含めて、これからがたのしみですね。
お返事お待ちしています。
キャッチ宮尾
開催まであと少し、、、!スタッフ募集中、まだ間に合う!