キャッチ宮尾はナノボロフェスタのここがきになる!
拝啓、水上さま
先日は素敵なお手紙ありがとうございました。
ナノボロフェスタもついに今週末になりましたね。きっとボロフェスタまで一気に駆け抜けることになるんだろうなと思います。始まってほしいけど、終わりをほのかに感じてしまい、すでに少し寂しいくらいです。
水上さんの視点から語られた、ナノボロフェスタの出演者について。今回は私の目線からお話しますね。
私の注目しているアーティストは、前回記述した、「MONO NO AWARE」と「Helsinki Lambda Club」はもちろんなのですが、今回はさらに2組のバンドを推したいなと思います。
1つ目は「Balloon at dawn」です。
2013年に結成され、EP『Teen』の収録曲「Ten」がSpincoasterキュレーターが選ぶBest of track 2014 1位に選出され注目を集め、RO69JACK2014入賞、MINAMI WHEEL2014出演。EP 『Inside a dream』の収録曲「七月」はSpotify JAPAN公式プレイリストに選出されました。2016年にリリースされた、Single 『Our blue』やEP 『Our finder』は当時からいままで相も変わらず私の胸をときめかせ続けてくれています。
水上さんは「透明感」を感じられる女性は好きですか?「透明感」とは、新垣結衣さんや、長澤まさみさんの化粧品CMで感じられるアレです。透けるような、軽やかな質感。あの「透明感」はすっぴんに近ければ生まれるものではないんです。これは女性特有の感覚かもしれないのですが、あの「透明感」を感じさせるお化粧は、自分の肌質や顔の作りを研究し、丁寧に作り上げるからこそ生まれるのです。そのヴェールのような軽やかさを彼らの音楽からは感じました。シンセやドラム、ギター、そしてヴォーカルの歌声。すべてが洗礼され、薄く綺麗に重ねられていて、その透明感に多くの人が虜になり、吸い込まれていってしまうのです。
2つ目は「メシアと人人」です。
京都発男女2人組ドリームノイズポップ・バンドの彼らの音楽には、去年のボロフェスタからじわじわとはまっていきました。こういったはまりかたが1番どっぷり浸かってしまうコースなんですよね(笑)。爆音で鳴らさせるギターとドラムの音、先ほど挙げたBalloon at dawnとはまた違ったタイプですよね。普通目が醒めてしまうような音なのにむしろ脳を麻痺させるようなパンチ力のある音楽が夢感覚にさせるところが特徴的ですよね。去年の出演者ですし、同じ京都出身の水上さんはご存知かもしれません。
そんな中で、1番好きな楽曲は 初の全国流通盤「最悪の悪あがき」に収録されている「お金」です。キャッチーな言葉選びが絶妙で、〈ぼくらを作ったかみさまは、ちょっとトイレに行ってきますと、一生戻ってこなかった〉という歌詞の部分で衝撃的センチメンタルに侵されてしまったわけなんです。今この文章を書きながら、先日テレビで見た「うちの母ちゃんは、豆腐買いに行ってくるっていってもう2日帰ってきません」と笑いながら話す子供を思い出しました。あの、入りの絵が和やかだった分、パンチが強すぎて、事あるごとにあのシーンを思い出してしまうことと思います。常々思うのが、ギャップというものは印象に残りやすいな、ということですね。彼らは今年はどんな景色を魅せてくれるか楽しみです。
こんな感じで2つのバンドを挙げさせてもらいました。
来週の今頃はナノボロの熱冷めやらぬ状態かもしれませんね。そんな水上さんからのお手紙がすでに楽しみです。
キャッチ宮尾
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