ナノボロを終えて タックル水上
拝啓、宮尾様
先日は、お手紙ありがとうございました。
先週がすごく昔のように感じられます。先週から大きく変わったことと言えば、ナノボロフェスタ2017が終了したことです。
今年のナノボロフェスタはlive&salon夜想という会場が追加され、過去最大規模での開催となりました。この夜想という会場が増えるという事は、僕らが考えている以上に大きな変化でした。ほんとにまるで違うイベントになったなと。
本当に個人的な目線でナノボロフェスタを振り返ります。
今回のナノボロフェスタで僕自身としての反省は多々あるのですが、実際は、初めて増えた夜想の会場にも、フロアいっぱいになるようなお客さんが来てくださり、盛り上がってくださっていたのはすごくうれしいことでした。
そして個人的に最もうれしかったことは、先日お手紙にも書かせていただいたアーティストたちが、すごくいいステージを披露してくれたことです。
26日に出演した空間現代でもたくさんの方にご覧いただだけたことは特にうれしくて、空間現代もいつもと変わらず、すごくいいステージで、見た人達が「かっこいいね。」といってくれたことは、京都にいるすごいバンドを知ってほしいと思っていた僕にとってもすごくうれしいことでした。
くぴぽやAH(鳴呼)も、周りがバンドばかりの中、いつも通りのライヴをしてくれて、普通のロックフェスじゃ絶対に見れないような空間を作り出してくれました。
くぴぽのメンバーの服部真希が実はnano凱旋ライヴだったり、それを語るまきちゃんのMCは、何かすごく気持ちが入っていた気がして少し熱くなりました。
そして、東京からやって来た、DEATHRO、Limited Express(has gone?)、VOGOS は、京都ではなかなか見ることの出来ない、Less than TV独特の雰囲気を運んでくれました。
特に、出演日前日の朝9:00にスタッフよりも早く会場入りし、次の日の演奏時間はおよそ13分という衝撃は、ナノボロの歴史に名を残す出来事でした!
こうして初めてナノボロフェスタに参加してくれたスタッフがとってくれた写真を見返していると、「ナノボロフェスタはこんな風に見えているんだ。」というのに触れれた気がしてうれしいですね。
そして、同時にいろいろなスタッフに支えられているんだなと実感しました。
終わってみて、いいイベントだったなと改めて思います。
話しは少しずれますが、僕がすごく印象的だったことがもう一つあったので書かせてください。
今年は夜想で映像を使った装飾なども取り入れていたのですが、夜想の撤収が終わり
、僕がモグラさんが挨拶に来るのを待っているときに、そのプロジェクターに夜想のスタッフさんが映像を流してくれました。その映像は京都の町をパレードのようにステージが走り、西部講堂前がお客さんであふれ返っている映像でした。音楽に触れ始めたばかりの僕に夜想のスタッフさんは「これ誰か知ってる?」と聞いてくれました。僕は素直に「知らないです。」と答えると、「若い子ってやっぱりもう知らんねんなー。ボ・ガンボスっていうねん。」と教えてくれました。その映像はボ・ガンボスの「HOT HOT GUMBO’92」の映像でした。その映像が目に焼き付いて、これを書いている今も引きずってます。人の密集具合以上に、渦巻いている熱量みたいなのをすごく感じて、「今、京都でこんな景色がみることできるんだろうか。」と思ってしまいます。
そういえば、話に聞くBOREDOMSの伝説的な景色も僕は見ることが出来ないんだなと。
でも、なければ作ればいいじゃないか、何とかそんな伝説的な景色を自分の目で見たいと改めて感じた出来事でした。
長くなりましたが、最近宮尾さんは何か印象的な出来事はありましたか?
それでは、夏の終わりが着々と近づいているのを感じる日々ですが、まだまだ暑い日は続くと思いますので、お体にはお気を付けください。
タックル水上
photo by 田村佳子
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