ナノボロを終えて タックル水上

拝啓、宮尾様

 

先日は、お手紙ありがとうございました。

先週がすごく昔のように感じられます。先週から大きく変わったことと言えば、ナノボロフェスタ2017が終了したことです。

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今年のナノボロフェスタはlive&salon夜想という会場が追加され、過去最大規模での開催となりました。この夜想という会場が増えるという事は、僕らが考えている以上に大きな変化でした。ほんとにまるで違うイベントになったなと。

 

本当に個人的な目線でナノボロフェスタを振り返ります。

 

今回のナノボロフェスタで僕自身としての反省は多々あるのですが、実際は、初めて増えた夜想の会場にも、フロアいっぱいになるようなお客さんが来てくださり、盛り上がってくださっていたのはすごくうれしいことでした。

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そして個人的に最もうれしかったことは、先日お手紙にも書かせていただいたアーティストたちが、すごくいいステージを披露してくれたことです。

 

26日に出演した空間現代でもたくさんの方にご覧いただだけたことは特にうれしくて、空間現代もいつもと変わらず、すごくいいステージで、見た人達が「かっこいいね。」といってくれたことは、京都にいるすごいバンドを知ってほしいと思っていた僕にとってもすごくうれしいことでした。

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くぴぽやAH(鳴呼)も、周りがバンドばかりの中、いつも通りのライヴをしてくれて、普通のロックフェスじゃ絶対に見れないような空間を作り出してくれました。

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くぴぽのメンバーの服部真希が実はnano凱旋ライヴだったり、それを語るまきちゃんのMCは、何かすごく気持ちが入っていた気がして少し熱くなりました。

 

そして、東京からやって来た、DEATHRO、Limited Express(has gone?)、VOGOS は、京都ではなかなか見ることの出来ない、Less than TV独特の雰囲気を運んでくれました。

 

特に、出演日前日の朝9:00にスタッフよりも早く会場入りし、次の日の演奏時間はおよそ13分という衝撃は、ナノボロの歴史に名を残す出来事でした!

 

 

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こうして初めてナノボロフェスタに参加してくれたスタッフがとってくれた写真を見返していると、「ナノボロフェスタはこんな風に見えているんだ。」というのに触れれた気がしてうれしいですね。

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そして、同時にいろいろなスタッフに支えられているんだなと実感しました。

終わってみて、いいイベントだったなと改めて思います。

 

話しは少しずれますが、僕がすごく印象的だったことがもう一つあったので書かせてください。

 

今年は夜想で映像を使った装飾なども取り入れていたのですが、夜想の撤収が終わり

、僕がモグラさんが挨拶に来るのを待っているときに、そのプロジェクターに夜想のスタッフさんが映像を流してくれました。その映像は京都の町をパレードのようにステージが走り、西部講堂前がお客さんであふれ返っている映像でした。音楽に触れ始めたばかりの僕に夜想のスタッフさんは「これ誰か知ってる?」と聞いてくれました。僕は素直に「知らないです。」と答えると、「若い子ってやっぱりもう知らんねんなー。ボ・ガンボスっていうねん。」と教えてくれました。その映像はボ・ガンボスの「HOT HOT GUMBO’92」の映像でした。その映像が目に焼き付いて、これを書いている今も引きずってます。人の密集具合以上に、渦巻いている熱量みたいなのをすごく感じて、「今、京都でこんな景色がみることできるんだろうか。」と思ってしまいます。

そういえば、話に聞くBOREDOMSの伝説的な景色も僕は見ることが出来ないんだなと。

でも、なければ作ればいいじゃないか、何とかそんな伝説的な景色を自分の目で見たいと改めて感じた出来事でした。

 

長くなりましたが、最近宮尾さんは何か印象的な出来事はありましたか?

 

それでは、夏の終わりが着々と近づいているのを感じる日々ですが、まだまだ暑い日は続くと思いますので、お体にはお気を付けください。

 

タックル水上

 

photo by 田村佳子

 

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キャッチ宮尾はナノボロフェスタのここがきになる!

 

拝啓、水上さま

 

先日は素敵なお手紙ありがとうございました。

ナノボロフェスタもついに今週末になりましたね。きっとボロフェスタまで一気に駆け抜けることになるんだろうなと思います。始まってほしいけど、終わりをほのかに感じてしまい、すでに少し寂しいくらいです。

 

水上さんの視点から語られた、ナノボロフェスタの出演者について。今回は私の目線からお話しますね。

 

私の注目しているアーティストは、前回記述した、「MONO NO AWARE」と「Helsinki Lambda Club」はもちろんなのですが、今回はさらに2組のバンドを推したいなと思います。

 

1つ目は「Balloon at dawn」です。

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2013年に結成され、EP『Teen』の収録曲「Ten」がSpincoasterキュレーターが選ぶBest of track 2014 1位に選出され注目を集め、RO69JACK2014入賞、MINAMI WHEEL2014出演。EP 『Inside a dream』の収録曲「七月」はSpotify JAPAN公式プレイリストに選出されました。2016年にリリースされた、Single 『Our blue』やEP 『Our finder』は当時からいままで相も変わらず私の胸をときめかせ続けてくれています。

 

水上さんは「透明感」を感じられる女性は好きですか?「透明感」とは、新垣結衣さんや、長澤まさみさんの化粧品CMで感じられるアレです。透けるような、軽やかな質感。あの「透明感」はすっぴんに近ければ生まれるものではないんです。これは女性特有の感覚かもしれないのですが、あの「透明感」を感じさせるお化粧は、自分の肌質や顔の作りを研究し、丁寧に作り上げるからこそ生まれるのです。そのヴェールのような軽やかさを彼らの音楽からは感じました。シンセやドラム、ギター、そしてヴォーカルの歌声。すべてが洗礼され、薄く綺麗に重ねられていて、その透明感に多くの人が虜になり、吸い込まれていってしまうのです。

 

2つ目は「メシアと人人」です。

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京都発男女2人組ドリームノイズポップ・バンドの彼らの音楽には、去年のボロフェスタからじわじわとはまっていきました。こういったはまりかたが1番どっぷり浸かってしまうコースなんですよね(笑)。爆音で鳴らさせるギターとドラムの音、先ほど挙げたBalloon at dawnとはまた違ったタイプですよね。普通目が醒めてしまうような音なのにむしろ脳を麻痺させるようなパンチ力のある音楽が夢感覚にさせるところが特徴的ですよね。去年の出演者ですし、同じ京都出身の水上さんはご存知かもしれません。

 

そんな中で、1番好きな楽曲は 初の全国流通盤「最悪の悪あがき」に収録されている「お金」です。キャッチーな言葉選びが絶妙で、〈ぼくらを作ったかみさまは、ちょっとトイレに行ってきますと、一生戻ってこなかった〉という歌詞の部分で衝撃的センチメンタルに侵されてしまったわけなんです。今この文章を書きながら、先日テレビで見た「うちの母ちゃんは、豆腐買いに行ってくるっていってもう2日帰ってきません」と笑いながら話す子供を思い出しました。あの、入りの絵が和やかだった分、パンチが強すぎて、事あるごとにあのシーンを思い出してしまうことと思います。常々思うのが、ギャップというものは印象に残りやすいな、ということですね。彼らは今年はどんな景色を魅せてくれるか楽しみです。

 

こんな感じで2つのバンドを挙げさせてもらいました。

来週の今頃はナノボロの熱冷めやらぬ状態かもしれませんね。そんな水上さんからのお手紙がすでに楽しみです。

 

キャッチ宮尾

 

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ナノボロフェスタのここをみて!

拝啓宮尾さま

 

Helsinki Lambda Club もMONO NO AWAREも関西までその良さはしっかりと届いていますよ。僕も初めてHelsinki Lambda Club のライヴを拝見したとき、何か心に響くものが確かにありました。

 

そして、気付けばもう8月も三週目に入りいよいよナノボロフェスタが近づいてきていますね。

今年のラインナップは今勢いのあるアーティストがたくさん集まってくれたと僕は思っています。

 

それこそ、宮尾さんがお勧めしてくれたHelsinnki Lambda ClubもMONO NO AWAREもナノボロフェスタに出演していただきます。

そんな中、僕が改めて注目してほしいのは、普段おそらくインディー・パンクやギター・ロックをよく聞く人にはあまり馴染みのないであろう3アーティストです。

 

まず1組目は「空間現代」です。

 

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 音の反復やエラーを駆使してプログレッシヴな音楽を奏でるスリーピースバンドです。

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 アヴァンギャルドな音楽ではありますが、その音の深みは、いつも教科書で見ていた有名な絵画を実際目の当たりにして、その前で立ち尽くしてしまう感覚に似ていて、僕自身も理解できているかどうかはわかりませんが、とてつもなく引き込まれる深い海のようです。

そして、この空間現代はもともと東京で活動していたのですが、昨年京都に移住してきて、銀閣寺や平安神宮に囲まれた場所に「外」というライヴ・ハウスを作り、そのライヴ・ハウスの運営も行っています。またその外というライヴ・ハウスも行くたび新しい音楽に出会えるんです。BO NINGENのTaigen Kawabeさんと食品まつりa.k.a foodmanさんのKISEKIというユニットを見たときは、即興だからこそなせる奇跡のようなフレーズに感動しました。僕自身も、気づいたら何度も足を運んでしまうような場所です。なので、特に京都に住んでいる人には特に知っておいてほしいし、足を運んでほしい場所なのです。

 

そして残り2アーティストは「AH(鳴呼)」と「くぴぽ」です。

 この2組は言うなれば、レぺゼン関西地下アイドルです!!

僕は結構アイドルが好きでよくyoutubeで動画などを見るのですが、地下アイドルを見ていても気付けば関東などのアイドルばかりで、関西の地下アイドルってどんな感じなんだろうと探していた時にばったり出会ったのがAH(鳴呼)でした。

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曲作りも、振り付けも含め運営すべてを自分たちでこなす彼女達ですが、それが凄いだけでなく彼女達が作るライブも、凄くPOPな曲達に前のめりなパフォーマンスで、見ていて凄く気持ちがいいです!そしてもうひとつ特出すべき点は、彼女達は滋賀の旅館の若女将と、介護施設の管理職という職業についているということです。なぜ、そんな彼女達がわざわざアイドルをするのか、、不思議に思われるかもしれませんが、それはライヴを見ればわかって頂けるかと思います!

 

そして関西地下アイドルからもう一組「くぴぽ」です。

 

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くぴぽはとりあえず、むちゃくちゃなアイドルです。真ん中にいる、まきちゃんこと服部真希が体を張ります!ライヴ中にまきちゃんにボールを投げつけたりもします!ですが、僕がこのアイドルいいなと思ったところは隣にいる、なーさんやつじこがそんなまきちゃんを凄く支えていて、ライヴ中も凄くイキイキしているところです。

 

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この2組に出会い、関西にも面白い人たちがいるんだなと気づかされました。東京に比べて注目度は劣るかもしれませんが敢えてこう言いたいです。「関西地下アイドルは伊達じゃない!」と。

 

そんな感じで、改めてナノボロフェスタで見て欲しいアーティスト3組でした。

是非、当日楽しみにしていて下さい。好きなアーティストを見に来て、初めて出会った音楽に感動してほしいと思います。

 

ところで、宮尾さんから見て今年のナノボロフェスタの楽しみなところやアーティストはいますか?

 

それでは、 お盆休みも過ぎようとしており、夏も折り返し地点かと思いますが、お互いよい夏を過ごしましょう。

 

それでは、お返事お待ちしております。

 

タックル水上

 

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キャッチ宮尾から見た東京の音楽

 

背景、水上さん

お返事ありがとうございます。

 

相手の好きな音楽をきくのはやっぱり楽しいですね。言葉でうまく共有できなくとも、音にのせて耳に入ると心を一部通じ合わせることができる感覚はたまりません。

 

まず東京には数え切れないほどのライブハウスがあって、毎日たくさんのアーティストが様々なジャンルの音楽を披露しています。やはりそうなると、東京の音楽という大きな括りになると追いきれない部分はあります。だからこそ、自分の直感、足の向く先を信じながらアンテナを張っている状態です。

 

そんな中で、私が出会えてよかった、と思える音楽をお話しさせていただきますね。水上さんの心をくすぐるものであったら嬉しいです。

 

今回私がご紹介したいのは「Helsinki Lambda Club」と「MONO NO AWARE」です。

 

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Helsinki Lambda Clubは、2014年上旬から数々のオーディションに入賞し、UK.PROJECT主催のオーディションにて、なんと応募者総数約1000組のなかから最優秀アーティストに選出されたバンドです。そこからメンバーの脱退や加入など右葉曲折ありつつもも、ついに今年の6月、UK.PROJECT内に新レーベルHamsterdam Recordsを設立し、第一弾としてこれまた人気急上昇中のtetoとスプリットCDをリリースしました。

 


Helsinki Lambda Club − This is a pen. (official video)

 

彼らの音楽は、橋本さん(Vo.)が作る日常成分でできた音楽だからこそ、耳馴染みの良さやどこか安心感を感じるのだと思います。様々な音楽ジャンルの要素を取り入れつつも、ポピュラリティを持ち、広く敬服される様は、スピッツや、くるりがいつまでも胸をときめかせ続けてくれるような感覚に近く、私の好きな音楽はこんな音楽なんだと、確信に導いてくれたのは彼らの音楽でした。彼らの圧倒的センスは年々パワーアップするばかりです。だからこそ今、見逃せないバンドだなと思っています。

 

次に紹介するのは、MONO NO AWAREです。

FUJI ROCK FESTIVAL’16 ’17に連続出演しており、今年の3月には、全国流通盤1st フルアルバム「人生、山おり谷おり」をリリースした、一大旋風を巻き起こしているバンドのうちの1つですね。

 

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掴みどころがない水のような流動性を持ち合わせているのにキャッチー、だなんて矛盾もいいところですが、それは彼らの曲を聴いてもらえれば伝わる感覚だと思います。彼らの奏でる音楽の層の美しさにうっとりさせられてしまうこと間違いなしです。

 


MONO NO AWARE - イワンコッチャナイ(OFFICIAL VIDEO)

 

そういえば、【8月のボロフェスタ】ナノボロフェスタ2017の出演者が発表されていますね。着実に近づいてくるこの日を水上さんはどう捉えていますか?楽しみにしているアーティストなどいらっしゃったら教えていただきたいです!

 

それでは、まだまだ暑さが続き、夏の疲れが出やすい頃です。健康にはくれぐれもご留意ください。

 

キャッチ宮尾

 

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音楽初心者タックル水上から見た京都の音楽

拝啓、宮尾さん

 

先日は、お手紙ありがとうございました。

宮尾さんのお手紙で、私も去年の記憶が鮮明によみがえってきました。

 ボロフェスタのいいところって、新しく来た人にも寛容に接してくれるし、やりたいといったことに積極的にOKを出してくれるところだと思います。

そのおかげか、当日の会場も「ここであのアーティストが演奏してくれるんか、、」と感傷に浸るほど唯一無二のステージだったし、急に綱引き大会や玉入れが起こったりするのもボロフェスタならではですよね。

 

そうそう、最近の京都の音楽についてでしたね。

僕なんかは、昨年くらいからライヴハウスに通うようになった音楽初心者なんですが、初心者なりに京都の音楽を頑張ってお伝えしようと思います。

 

京都にもやっぱりいろんな音楽があって、それこそ京都大作戦などはラウド系のフェスとしてはすごく有名ですし、「くるり」はいまだに京都の音楽好きに愛されるバンドですし、最近で言えばポップな音楽で「夜の本気ダンス」もすごく有名ですし、「岡崎体育」も「MUSIC VIDEO」がすごくバズりましたが、エンターテイメント性抜群ですごい話題ですよね! 

 

そんな中、京都のインディー・ロックですごく話をよく聞くなというのは、昨年音楽ライターの岡村詩野さんが出したコンピレーション・アルバム『From Here To Another Place』のような、ノスタルジックな雰囲気を漂わせるバンドたちです。具体的には、このアルバムにも参加しています「ギリシャラブ」や、フジロックROOKIE A GO-GOにも出演しました「バレーボウイズ」、そして僕自身も初めて聞いたときすごく衝撃的だった「台風クラブ」です。「台風クラブ」は京都のバンドマンからもすごく話を聞く存在です。

 

そして僕が紹介したい京都のバンドは「シンガロンパレード」と「おとぼけビ~バ~」です。

 

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 昨年、でれんの!?サマソニからサマーソニックのrainbow stageに出演するなどいろいろなところで活躍しているシンガロンパレード。歌もの系のポップなバンドなんですが、僕がシンガロンパレードを好きな理由っていうのが、ライヴがとてつもなく明るい所なんですよね。

 

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昨年までは、Vo/Gtのみっちーさんはキラキラの衣装にリーゼントという派手な格好だったりしたのを今年はガラッと雰囲気を変えました。ですが変わらず、Drのジョンさんはライヴ中ずっと笑顔だし、Baの晨さんはよしもと男前ランキングで殿堂入りしてそうなイケメンで、そんな中Vo/Gtのみっちーさんのハリもあって伸びもあるヴォーカルがすごく心地いんです!! シンガロンパレードのライヴは見ていて本当に飽きないです。

 

次に紹介したいのは、「おとぼけビ~バ~」です。

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おとぼけビ~バ~はファスト・コアで駆け抜けるパンク・バンドで2017年のフジロックROOKIE A GO-GOにも出演したほか、同年3月のテキサスで開催されている世界規模の大型フェスSXSWにも出演していたり、UK TOURを行うなど日本のみならず海外でも精力的に活動しているバンドです。

 

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こちらのMVの曲もDamnablyというUKのレーベルから発売していたりと京都のみならず日本の枠に収まりきらないバンドです。

僕は、この『ラブ・イズ・ショート』のリリース・ツアー@十三ファンダンゴを見に行ったのですが、その日見たおとぼけビ~バ~はすごくカッコよかったのを覚えています。その日は「妖精達」と「bed」とのスリーマンでした。トップバッターの妖精達もすごくカッコよかったのですが、この日一番輝いて見えたのはおとぼけビ~バ~でした。楽曲的にも勢いのある楽しい曲なのですが、それ以上にライヴでの音のゴツさだったり、Voのあっこりんさんの堂々とした芯のある立ち振る舞いに僕自身も熱くなりました。アンコールもダブル・アンコールじゃ物足りず歓声が鳴りやみませんでしたし、とにかくその日はものすごくおとぼけビ~バ~の勢いを感じた一日でした。

 

今紹介したバンドは、宮尾さんのみならずもっと多くの人に見てほしいバンド達です。

東京でライヴすることもあると思いますので、その際は是非見に行ってみてください。

 

関西の中の京都のバンドを紹介しましたが、やっぱり日本の中心といわれる東京の音楽はどんな感じなのでしょうか。宮尾さんの好きなバンドとかもよければ教えてください。

 

 それでは、お便りお待ちしています。

タックル水上

 

 おとぼけビ~バ~もシンガロンパレードもバレーボウイズもギリシャラブもナノボロフェスタに出演していただきます!! 気になられた方はこちらへ↓↓

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あんな風に大人になっても手や顔を汚して笑うことなんてあるとは思いませんでした

 

拝啓、水上さま

 

連日厳しい暑さが続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか?

 

先日は素敵なお手紙、ありがとうございました。

水上さんのお手紙で昨年のボロフェスタの記憶が鮮明に蘇ってきました。

 

私は関東に住んでいて、今回のために新宿から夜行バスに乗って、当日の4日前にボロフェスタの開催地である京都に到着しました。

 

東京から参加するというのはもちろん緊張しましたし、「私にできることなどあるのだろうか」という不安な気持ちでいっぱいでした。でも京都につくと、水上さんをはじめ、スタッフの人たちは私を「他所者」というような目で見ずに、温かく迎え入れてくれましたよね。

今考えてみると、各地から足を運んできてくれるお客さんを迎え入れるスタッフが、どこから来た、なんてことを気にするわけもないのですが、それでも固くなっていた私に気軽に声をかけてくれる皆さんの優しさにに救われました。

私も「よそ者」の顔なんかしていられないし、ボロフェスタスタッフの一員として、ボロフェスタの成功を目指そうとその時、心に決めることができました。

 

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作業場では、様々なものが手作業で行われていていましたよね。真っ白なキャンバス、ポスカ、絵の具、バケツが床に広げられていて、設計、組み立ても自分たちで行っていました。その設計のもと用意された膨大な量の素材たちを、本当に全て使い切ることができるのだろうかと驚きました。正直、終わらないとさえ(笑)

 

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あんな風に大人になっても手や顔を汚して笑うことなんてあるとは思いませんでしたよね。塗りたての絵の具の表面がキラキラしていて、胸が高鳴ったのを覚えています。水上さんは体がガッチリしているので、たくさん力仕事を任されていましたよね。皆さんがそれぞれ長所を生かした場所で精一杯作業をしていたのも覚えています。

 

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そんな風景を見ていたからこそ、ボロフェスタが成功しないわけがない、とは思っていましたが、正直、当日を迎えるまでお客さんでフロアにいっぱいになることを想像できていませんでした。ゴジラの口からもぐらさん(ボロフェスタ主催者兼Livehouse nanoの店長)が出てきた時、お客さんが見つめるその1点は自分たちの作り上げた演出であることを考えると鳥肌が立ちました。

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スタッフTシャツがないのも新鮮で、スタッフは各自の仕事を全うしながらも、お客さんのように目を輝かせながら当日を過ごしていましたよね。私はサニーデイ・サービスの「白い恋人」でステンドグラスが現れる瞬間が、優しい音色と相まって、まるで教会にいるような神聖な気持ちにさせられたんです。サニーデイ・サービスのメンバーを視覚で認識できていることが奇跡に思えるようなほど神々しいもので感動しました。

 

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 フェスが終了した後も、壁面の絵を見ながら、「あの箇所に筆をはしらせながら、あの人と、こんなお喋りをして笑ったなー」とふっと思い出されたりもしました。あんな思い出、一生に何度も作れるものじゃないよなと思ってエンドロールでは涙を滲ませてしまいました。東京に帰るのも寂しくて仕方がありませんでした。

 

あの感動が忘れられない私は、また今年も京都を訪れようと思っています。あれから1年、京都の音楽シーンはどのような動きをみせていますか?京都に住んでいる水上さんの目線でお話を聞いてみたいです。

それでは、寝苦しい夏の夜、冷房で体を冷やし過ぎませんようお気をつけください。

 

キャッチ宮尾

 

 

ボロフェスタ2017 HP

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ボロフェスタ2017開催決定!!の前にそもそもボロフェスタってどんなとこ?

文通に入る前にボロフェスタとは?

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本編↓↓

 

拝啓、宮尾さん

 

 

本格的な夏の暑さでうなだれている今日この頃、いかがお過ごしでしょうか?

もう7月に入り、ボロフェスタ2017開催まで残り3か月ほどとなりました。

今年もどんなドラマが生まれるのか楽しみですね。

僕も宮尾さんもお互い去年が初のスタッフで、参加する以前にボロフェスタに遊びに行ったことがあるわけでもなく、完全なる初参加でした。

昨年が15周年で老舗のフェスですが、宮尾さんにはどのように映っていたでしょうか?

 

僕は今まであまり多くのライヴに行っていたわけではなく、行ったことがあるのはホールクラスのライヴのみでした。そんな中僕が見たボロフェスタは、ライヴの規模に比例しないとてつもない熱量を感じる刺激的な光景でした。

 

いくつか挙げるとすれば、最終日にHave a Nice Day!(ハバナイ) が出演して、ハバナイ特有のアーティストと観客が中指立て合ってシンガロングして、内藤さんがステージで踊りくるうというカオスな光景は心に残りました。そして、限られた出演者で開くステンドグラスが開いている光景はハバナイのディストピア感にぴったりで神々しかったです。。。

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  この日、ハバナイがパフォーマンスしたステージは銀杏BOYZ(弾き語り)や、忘れらんねぇよや、女王蜂なども出演しているわけですよ。そういったバンドを目当てに来たお客さんは、前方でディスコ・パンクに踊り狂う観客に驚いたんじゃないかなと勝手に思っています。普段交わらないようなアーティストとお客さんが交わるのもボロフェスタならではではないかなと。

そして、ハバナイの次の出番であった主催バンドLimited Express(has gone?)とのスプリットの表題曲でもある「Heaven Discharge Hells Delight」をやったのですが、その光景は、とびきり悪そうなパンクの音に、爆音のシンセサイザーディストピアで、内藤さんがサーフでステージを移動するなど、まさしく「ここはヘルより危険なヘヴンさ!」でした。

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この時初めて触れた景色にすごく感動し、この後「Heaven Discharge Hells Delight」のスプリットを何度も聞いたたのを覚えています。

他にもLimited Express(has gone?)がBiSHのために作曲し、ヴォーカルのYUKARIが作曲した「カラダイデオロギー」での、BiSHとのセルフ・カヴァー・コラボもありました。

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アイナ・ジ・エンドや、リンリンが飛び込み絶叫する光景。

手書き感満載の背景とも相まって、たとえようもないごちゃまぜの現場でした。

 

他にも、ボロフェスタには何度も出演していただいているBiSも再結成して、ボロフェスタに来てくれました。アクシデントアクトで行った、観客との0距離のフロア・ライヴ。宮尾さんは目撃しましたか? そのとき目撃した人と同じ気持ちを共有したいのですが、本当に伝説といっても過言ではない光景でした。 最後のBiS「レリビ」でメンバーが飛び散り、フロアを走りまわって巨大なサークルができる光景や、最後メンバーの一人が集合できずに終わったことも含めて最高でしたね。

 

話しによれば、何年か前にでんぱ組.incが出演していたり、水曜日のカンパネラが出演していたり、今や武道館などを埋めるアーティストが出演していてくれていたこともすごいですよね。

 

地元の京都という近い所で、何年も前からこんな光景が繰り広げてられたなんて驚きましたが、宮尾さんは関東からはるばるあてもなく送りこまれたうちの一人ですよね。ボロフェスタに参加して、スタッフの雰囲気など、どう感じていたのかすごく気になります。

 

去年のボロフェスタ宮尾さんにはどう映っていましたか?

お返事お待ちしております。

 

タックル水上

 

 

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