10月10日 ボロフェスタ

拝啓、宮尾さま

 

 音楽が好きな人は、映画が好きだし、映画は好きな人は、音楽も好きですよね。そう言うことからも、映画と音楽って切っても切り離せない関係にありますよね。

 

 そんな僕も映画は、すごく好きで、最近見た映画についても言いたいことは山ほどあります。

「新感染」は娘さんがいる人(主催のモグラさんとか)は声を出してむせび泣くと思います。「エヴリバディ・ウォンツ・サム!!」も青春映画としていいので見てください。2つともめっちゃいいです!詳しく言いたいですが、また今度。

 

京都には、「アンテナ」という京都のカルチャー発信サイトが主催している映画のイベント「秘密映画倶楽部」というものがありまして、そこで僕は、「ヴィデオドローム」や「スパイダー」のデヴイッド・クロネンバーグ監督に出会ったり、チェコアニメが”東のディズニー”といわれて素晴らしいことを知ったり、「オテサーネク」というチェコ映画を見たりしました。このイベントのおかげで、普通の人がおそらくあまり触れない映画を見たりできていました。学生時代、見た映画の数が1万本を超えたころから数えるのをやめたという、すごく映画に対して愛のあるライターの方が、紹介してくれる映画は、このイベントがなければ見れなかったもで、僕の人生の中でも重要な映画になっています。

 

そこで、やっぱり思うことは、紹介するライターさんの愛がたくさん詰まったラインナップだから、映画にはずれがないんです。やっぱりこういうものって、伝える人の情熱のこもったものってすごく強いですよね。

 

ここで、もう一回注目してほしいのは、ボロフェスタの起源についてです。これは、ナノボロフェスタ2016で行われたジモコロとの公開対談の時の記事なのですが、この記事を読めば、ボロフェスタが始まった時の状況や、きっかけについてしっかり描かれているので、もう一度読んでみてください。

 

www.e-aidem.com

 

対談が始まって始めに飯田さんの口から語られていますが、ボロフェスタは”誰も注目してくれなくなった京都で、どう周りから注目されるか、いいバンドをもっとみんなに見てほしい! ” という衝動から始まっています。

 

確かに、手作り感とか、インディーフェス感とか、よくわからない催し物などが開催されているフェスとして見えるかもしれないんですが、一番本当に気持ちを込めていることは、もっともっとみんなに見てほしい、本当にいい音楽に触れてほしい、出会ってほしいというところなんです。

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僕も、こうしてボロフェスタにかかわるようになって、いろいろバンドを見るようになって思うことがあります。

例えば、ナノボロに出てもらった「空間現代」は、ボロフェスタのスタッフに”京都にすごいいいバンドが東京からはるばる移住してきて、ライブハウスまで開いたのに、なんで京都の人は騒がないんだ!”といわれて見に行ったんですけど、見終わった後、ほんとに僕も同じ気持ちになって、すごいのに、この光景を目撃している人ってほんとに数えられるくらいしかいなくて、そのことについてやっぱり納得いかなかったんですよね。

 

 

いままで生きてきて、ほんとに好きな漫画や映画の話を知り合いにしても、話す前から、”いつものやつね”みたいな感じで流され聞いてもらえず、自分の感性が間違っているのかなと思う事もありました。

でも、そういうアーティストを見て毎回僕は確信するんです。”このアーティストはほんとにかっこいい”。

やっぱり、どうにかしてみてほしいんです。お客さんが、数人しかいなくても、そこに変わらずあるすごい光景や、ストーリー、そして音楽を。

熱中できるものがないって周りは言いますが、そんなはずないと思うんです。絶対ありますよね、言いたいこともそうですし、曲げられないことも。

今なくても近くのライブハウス、近くのレンタルショップでも、Netflixでも、spotifyでもいいです、絶対近くに転がってるはずだと思うんです。

 

 

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そういう気持ちでボロフェスタは成り立ってるはずだとしったっぱの僕ですら思いますし、これがなくなったらもう何もないですよね。

 

改めてボロフェスタが近づいてきた今日、当日のことを考えて思い浮かぶことこういう事です。

 

あのアーティスト見てみんなどんな反応してくれるかなとか、どうすれば、一人でも多く見てくれるかとか。当日始まるまで考えちゃいますよね。

 

最近上がったこの記事、「夏の魔物」の主催の成田大致さんと「ボロフェスタ」主催の飯田さんの対談もボロフェスタを深く知るのに最適な記事なので、合わせて読んでみてください。

ototoy.jp

 

この前の、タイトルじゃないですけど、どうしても言いたいことがあるという気持ちは忘れたくないですね。

 

ほんとに冗談じゃなく開催日が近づいてきましたね。

 

今年もみんなの中に何か残せればいいですね。

 

それでは、夏から始まったこの文通も、季節がかわってもう秋ですよ。

早いですね。

 

またお返事お待ちしております。

 

 

タックル水上

 

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スタッフもまだ間に合いますよ!

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キャッチ宮尾 音楽×映像の話

拝啓 水上さま

 

お返事ありがとうございます。

水上さんのアイドルへの熱量しかと受け取りました。

 

アイドルのMVはアイドルの魅力が詰まっていて、本当に楽しいですよね。。あの衣装や楽曲のイメージによって創造され、作りこまれた作品は見応えがあり、楽曲の印象をぐっと深めますよね。アイドルのMVが見ていて1番楽しいなとも思います。

全体の雰囲気を1度見て、その後、メンバー1人1人を追ったあとに、最後にもう一度全体を見直す。気がつけばダンスの振り付けをなんとなく覚えてしまっていることもあります。これはバンドにない独特な高揚感でもありますよね。

 

映像作品での繋がりとして、今回は映画についての話を少ししたいと思います。

 

水上さんの好きな映画はなんですか?

私の好きな映画は、邦画の『ジョゼと虎と魚たち』、『アヒルと鴨のコインロッカー』、洋画の『ウォールフラワー』です。

 

この3つに共通しているのは、

音楽が密接に関わっている作品であるということです。これは私も最近気がついた共通点だったのですが。

 

まず、『ジョゼと虎と魚たち

足が不自由で、車椅子なしでは生活できず、ほとんど家からでたことのないジョゼ(池脇千鶴)と、大学を出たばかりの恒夫(妻夫木聡)がひょうんな出会いから惹かれあっていく、ラブストーリー。

 

この作品の主題歌は、くるりが担当し、今でも名曲と名高いハイウェイ。ドライブの鉄板曲でもあり、この音楽に心動かされた人も多いと思います。あの曲をあの映像と共に聴きたいから映画を見る。なんてこともあるくらいです。

 

www.youtube.com

 

2つ目は『アヒルと鴨のコインロッカー

大学生になり、椎名(濱田岳)は引っ越し先のアパートの隣人・河崎(瑛太)に「本屋で広辞苑を盗まないか」と誘われる。断りきれなかった椎名は本屋から広辞苑を奪う手伝いをさせられてしまう。この本屋襲撃の意味とは一体なんなのか。

 

ここでは、神と崇められた、ボブ・ディランの「風に吹かれて」が一貫して使用されていて、彼の曲がなぜ物語に大きな意味をもたらしているのかをぜひ作品を見て感じて欲しいです。

 


アヒルと鴨のコインロッカー(予告編)

 

最後は『ウォールフラワー』

チャーリー(ローガン・ラーマン)は、小説家志望の16歳で、入学初日にスクールカースト最下層に位置付けられた高校では、ひっそりと息を潜めてやり過ごすことに注力していた。ところが、そんな彼の生活は、周囲の学生たちとは関係のない“特別席"で、
眩しいほどに輝いていた、陽気でクレイジーなパトリック(エズラ・ミラー)、美しく奔放なサム(エマ・ワトソン)兄妹との出逢いにより、一変する。初めて知る“友情"、そして“恋"―。世界は無限に広がっていくように思えた。だが、チャーリーがひた隠しにする、過去のある事件をきっかけに、彼らの青春の日々は思わぬ方向へと転がり始める―。

 

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この作品では、デヴィッド・ボウイの曲が挿入歌として使われ、しかも、曲をメインにしたシーンもあるんです。そのシーンのエマ・ワトソンがとてつもなく美しいのでぜひそのためにでもいいので見て欲しいところです。

 

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そして、この作品も印象的だったので、お話したいと思います。『帝一の国』、この作品もエンドロールでポップなクリープハイプの「イト」が流れ、永野 芽郁が可愛らしいダンスを踊っていました。この演出のお陰で、心をぐっと掴まれた気がしました。ボロフェスタに出演するクリープハイプのパフォーマンスも楽しみですね。

 

www.youtube.com

 

このように、音楽×映像というものは、様々な広がりを見せることができるなと感じさせられます。映画だけでなく、ドラマなどでも音楽の役割はかなり大きくなっているとも感じます。

 

水上さんは音楽が印象に残っている映画などはありますか?

そういったお話もぜひ聞いてみたいところです。

 

秋のこの涼しさを感じると去年のボロフェスタを思い出して少し緊張したような、そしてワクワクした気持ちでいっぱいになります。

 

準備期間も含めて、これからがたのしみですね。

 

お返事お待ちしています。

 

キャッチ宮尾

 

 

 

開催まであと少し、、、!スタッフ募集中、まだ間に合う!

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言いたいことがあるんだよ! タックル水上

拝啓、宮尾さま

 

お手紙ありがとうございます。

 ボロフェスタって今年で言えば、ペトロールズや、それこそ、H ZETTRIOからどついたるねんまで、カッコイイバンドをラインナップしてます。それってやっぱり、お客さんに新しい音楽に出会ってほしいという気持ちがあるからなんですよね。そんなロック・フェスに僕がスタッフする前から、毎年いろんなアイドルが出演しています。そんな、思いのあるロック・フェスに、何故わざわざアイドルを呼び続けるのか。でも、それも先程言ったように、アイドルという新しい音楽に出会ってほしいという思いがあるんだと思うんです。ただ、場を盛り上げるためだけに呼んでいるわけじゃないということですよね。

 

 僕なりに、そんなボロフェスタ2017に出演するアイドルのどこを見てほしいか宮尾さんにも説明しますね。頑張って簡潔にしますが、ちょっと長くなるかもしれないので覚悟しておいてください。でも、どうしても言いたいことがあるんです!

 

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 まず、BiSH。今年、幕張メッセをソールド・アウトさせましたが、既存のアイドル像とは離れていましたが、パンクを武器に、過激なことや、厳しいことをいろいろやってきて、それこそ地下からたたき上げで上ってきたアイドルが7000人もの人を集めたわけですよ。しかも今年で終わりじゃなくてこれからどんどん上がっていく。この出来事って確実にアイドル史に残る歴史的なことだったと思うんですよね。このBiSHがももクロぐらい大きくなるかもしれないと思うと、これがアイドル戦国時代が残した遺産なのではないかと思ってしまうほどですよね。

 

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 そして、Summer Rocket。サマロケの楽曲をプロデュースしているのは、SEBASTIAN  Xでも有名な永原真夏さんと工藤歩里さんなんです。少し昔のアイドルのような雰囲気でキュートな軽やかさが売りでした。ですが、最近、SEBASTIAN Xの「サマタイム・キル」をカヴァーしているんです。それを見たときに、かつてSuiseiNoboAzらと共に東京ニュー・ウェーヴとして世間を騒がせたあの力強さを、サマロケはもしかしたら今、身につけようとしているのかとすごく感じたんです。そんなまさに今変化が起こっているSummer Rocketをぜひ見てほしいですね。

 

 

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 そして、最後に虹のコンキスタドールです。もしかしたら、この中で一番ロック・フェスとは馴染みがないアイドルかもしれません。確かに、王道アイドルに交じって活動しているアイドルではありますが、今ノリに乗っているアイドルということ以上に、何よりも虹コンには、いろんなことが詰まっているんです。

まず、虹コンで一番有名といえば「トライアングル・ドリーマー」という王道アイドルのようなキュートな曲ですが、今回注目してほしいのはまず、こちら

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まず、目に飛び込んでくる白目。これだけでインパクト大なんですが、改めて歌詞に注目していただくと、超ネガティヴなんです。なのに、この超ファンキー・サウンド。「超ネガティヴだけどエネルギーは内に秘めている」といったようなサトリ世代的な現代っ子感みたいなのがすごく表れているんですよね。虹コンはそういう楽曲が多くて、

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一見、王道アイドルっぽい曲ですが、ラップ部分とかをよく聞くと結構ネガティヴですごいこと言っているので注目してみてください。そして、現代っ子に向けた応援歌「やるっきゃない!2015」も名曲ですね。そんな現代っ子感がすごくアイドルとしても新しい虹コンですが、今回は別のところにフォーカスしてほしいと思います。

話は戻りますが、「↓エイリアンガール・イン・ニューヨーク↑」がなぜ、あんなに踊れる曲なのか。なんと、編曲があのモーニング娘。LOVEマシーン」などで有名なダンス☆マンなんです。他にも

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「レトルト~華麗なる愛~」は想像通り、インド・テイストの曲。一見発想がとびぬけている気がしますが、インド・テイストで一番に思いつくのは何かといわれれば、モーニング娘。の「恋のダンスサイト」なんですよね。でんぱ組.incにも「なんてったってシャングリラ」というインド・テイストの曲がありますが。アイドルとインド・テイストって相性がいいんですよね。そして、虹コンのメジャー・デビュー曲「♰ノーライフベイビー・オブ・ジ・エンド♰」は、あの「↓エイリアンガール・イン・ニューヨーク↑」と同じ制作陣なんです。

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すごくいい曲なんですが、現在で言えばこういった曲って、いわゆる変化球だと思います。それでも、あえてメジャー・デビューという大きな転機の曲をダンス☆マンに頼むというのも、アイドルに対する愛のなせる業だと思うんです。

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その愛は、モーニング娘。だけというわけではないです。今年の夏曲「キミは無邪気な夏の女王~This Summer Girl Is an Innocent Mistress~」は、夏の王道アイドル・ソング。夏の王道アイドル・ソングといえば、AKB48ポニーテールとシュシュ」がありますが。そんなこのMVは、ポ二シュシュと同じグアムの浜辺というシチュエーションで撮影し、監督もポ二シュシュを撮影した高橋栄樹監督なんです。これに気付いたときは驚きましたね。

 ここまで、アイドルが詰め込まれている虹コンについて書きましたが、虹コンのもう一つの側面。それは、数々のボカロPが楽曲制作をしていたり、「↓エイリアンガール・イン・ニューヨーク↑」の作詞が、海猫沢めろんという小説家の方がしているなど、2次元カルチャーにすごく強いという点です。ボカロPで言えばあの「脳漿炸裂ガール」を作曲したれるりりさんが虹コンの曲を制作しています。そして僕が驚いた曲

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「LOVE麺 恋味 やわめ」です。最近のアイドル界も、音楽業界全体が、シティ・ポップなど、ヒップ・ホップなどの波が押し寄せていたのと同様に、そういったおしゃれな感じや、ラップが注目されることが多いように僕は感じていました。でもそんなときに虹コンが発表したのが、この曲。ラーメンを中心に、揺れ動く恋する乙女心を超キュートに仕上げたゆるふわラップ! 最近のラップブームに対する虹コンなりの回答のような気がすると同時に、制作者のみきとPというボカロPに”こういうのを待ってたんでしょ?”というように言われたような気がしたんです。この曲、内容もさることながらでんぱ組.incなどでおなじみのYUMIKO先生の振付をしているのですが、ステージングも、度肝を抜かれっぱなしで、まず始まりの太極拳をするところから、歌詞とベストマッチした動き。極めつけは、サビの漂う麺のようなラーメン・ダンス。これだけは実際に見てほしいです。

他にも、祭りと電子音楽が見事にミックスされている「ぴくしぶおんど」はインターネット・レーベルMultine Recordsより数多くの曲を出している三毛猫ホームレスが作曲、編曲をつとめてます。ほんとに絶妙にミックスされていて電子音楽の良さを改めて再確認しましたね。

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他に三毛猫ホームレスでいえば、メンバーの根本凪のソロのMultine Recordsコラボと称してリリースした三毛猫ホームレスの4曲は名曲ぞろいなので、そちらもチェックしてほしいと思います。

虹コンでは、てぃ☆イン!というニコニコ動画の踊ってみたで有名な2人組が振付をつとめることも多いですし、いろんな制作陣がかかわっています。

 

以上のように虹コンにはいろいろな、アイドルや、電子音楽から、ボカロ、ニコ動まで絶妙なバランス感覚で共存しているアイドルといえるでしょう。

でんぱ組.incA-popなどアキバの分化やオタク文化が詰め込まれているのと同様に、虹コンにもアイドルや2次元のカルチャーが詰め込まれています。

 

やっぱりこれらの分化って、日本が世界に誇れる文化だと思うし、普段、ロックを聴く人にもこういったカルチャーを感じ取ってもらえたらなと思うわけですよ。いい音楽を知ってほしいという思いのこもったフェスだからこそしっかりチェックしておいてほしいアイドルなんです‼

 

虹コンのメンバーも、いま書いてきた、2次元カルチャーに親和性の高いメンバーがそろっていたり、とにかくキャラが濃くて、、と、書きたいことは山ほどあるのですが、書き出すとこれの3倍くらいの量になるので、メンバーの良さは、実際に会場で感じ取ってください。

 

いつもと比べ物にならない量になってしまいすみません。

ですが、改めてどうしても言いたいことでした。

 

開催まで、残り一か月を切ったボロフェスタに思いを馳せながら今回は締めたいと思います。

 

また、お返事お待ちしております。

 

タックル水上

 

みんなに見てほしいものがいっぱいあります!お待ちしております。

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キャッチ宮尾の、心底惚れ込んだ音楽の話

 

 

拝啓、水上さま

 

お手紙ありがとうございました。出演者を丁寧にピックアップしていくと、さまざまな音楽へのこだわりや想いが分かって面白いです!当日、彼らのステージがどのようなものになるのか見所ですね。

 

私が今年のボロフェスタで外せないと思っているのは、ペトロールズですね。彼らの音楽に心底惚れ込んでいる私のちょっとしたエピソードや、心酔している音楽から感じていることをお話ししたいと思います。

 

私は「ペトロールズの廃番になったCD、うちにあるからこない? 」と誘われるのが夢でした(夢に終わりましたが)。そんな殿方と出会えなかった私は、自力で中古CDショップやネット情報を駆使して、いまではもう生産されていない彼らのCDをかき集めました。お目当てのCDに出会うためなら、足と目の疲れはなんのその。お目当のCDを手に入れたときの天にも昇るような気持ちは、他に代えられないほどの喜びに思えたものです。

 


ペトロールズ / "Renaissance" at 日比谷野外音楽堂 2015.10.10 - SLEEPERS FILM

 

こういったときに思うことが、今活動している人たちをタイムリーで追えることがどれだけ、幸福かつ大切にすべきことかということです。私はスピッツのライヴにもしばしば足を運ぶのですが、彼らの存在感は生きる伝説といった具合で、正直演奏の技術的な面はわからぬ身ですが、それでも生音で彼らの音をダイレクトに感じた時の高揚感というものは計り知れないと思います。あまりの素晴らしさと衝撃に、自らの語彙が打ち消され、ライブ終了直後には、「ぁあ、よかった…生きててよかった…いや、スピッツにここまで生かされてきてよかった…。」といった言葉しか浮かばない状態になるほどです。そんなスピッツのメンバーも今年で50歳、そしてバンドは、結成30周年なんです。自分の人生の半分以上をバンド活動に捧げていることになるとおもうと感慨深いですよね。

 


スピッツ / 1987→

 

中高時代からバンドを追いかけていると、解散、活動休止という場面に直面することも少なからずありました。そういった発表がされた直後は、「そうかー。やはり、音楽活動というのは簡単なことではないのだな…」と一歩身を引いた状態で考えてしまうのですが、数日、数ヶ月、と音楽を聞くにつれて、「ぁあ、この好きな音が更新されることはもうないのか…」と心にぽっかりと穴が開いてしまうんです。

 

「好きが更新されるのは当たり前のことじゃない」というのは、既存の考えであるにもかかわらず、いつまでもその代わりを埋めたりそのショックを阻止できないのは、皮肉にもその音楽が唯一無二であったことの証明であるのだなと思います。

 

水上さんは、ボロフェスタに欠かせないと感じているアーティストはどなたかいらっしゃいますか?こういったお話をしていると、当日への期待が膨らんできて楽しくなりますね。

 

心落ち着く好季節になりました、秋の夜長を有意義にお過ごしくださいませ。

 

キャッチ宮尾

 

 

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2017/9/12 タックル水上

拝啓、宮尾さま

 

 気が付けば、夏のうだるような暑さからだんだんと過ごしやすい気候が増えてきましたね。

 

 自身のルーツを探るために、音楽というのに焦点を当てるというのは確かに的を得ているかもしれませんね。そして、裏を返せばどれだけ音楽が人間にとって重要なのかということですもんね。

 

 こんな体育会系で音楽に触れていなさそうな僕でも、実は、音楽になじみがなかったわけではありません。僕のルーツは、サザンオールスターズです。小学校の頃は、朝読書の時間に地球音楽ライブラリーのサザンの本を読み、巻末の曲の索引に、持ってる曲をチェックしていくという作業を永遠としていましたね。ちなみに30周年の日産スタジアムにも行きました。他にもいくつかありますが、詳しい話はまた今度にしましょう。

 

 ルーツを探る。自分のルーツだけではなくて、音楽のルーツなどを調べていくときに、あの頃は、なんかすごいこといっぱいしているなと感じることはないですか?

 放送や出版に関しては世間的にもそういわれていることが多いですよね。最近僕は、過激表現に関するトークイベントを見に行ったんです。そこでも話題に上がったのは、なぜ昔の映像はこんなに過激なものが多いのかということです。そこで言っていたのは「昔、こんな過激なことがなぜできていたかというと、昔はSNSとか携帯電話とかもないし、不快な思いをしていた人はいたとしても、それを見過ごせる人が多かった。今は、すぐに発信できる環境がありますからね。でもそれはいいことで、一番の敵は、これやったら怒られるかもしれないという"自主規制"なんです。だから、表現者として勝負する気持ちを忘れてはいけない。」という事でした。自主規制が積み重なって、結局自分で自分の首を絞める。21世紀で勝負する気持ちを忘れてはいけないんですね。そんなことをKanye WestのPOWERを聞きながら考えています。

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 開催まで約1か月とちょっとのボロフェスタですが、ボロフェスタの出演者も表現者として戦っている人たちばかりです。

 

 MOROHAは昨年、ボロフェスタ主催陣との、「LIQUIDROOMを成功させたらオファーさせてください。」という約束を果たし、出演。そのステージは圧巻でした。でも、MOROHAの勝負はそこで終わるはずは当然なく、今も昨年以上にギター一本とMCで、音楽業界に勝負し続けるステージに期待が膨らみます。

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 HIPHOPユニット、サイプレス上野とロベルト吉野は今年結成17年目にしてメジャー・デビュ―。メジャー1stミニアルバムのタイトルは『大海賊』。これまでと同様に横浜のドリームランドに実際に合ったアトラクションからつけていますが、17年間、変わらず現場で戦い続けた結果がこのメジャー・デビューなのかなと思います。

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 最後に、京都から台風クラブですね。ちょっと脱力感のある音で、勝負というイメージからは遠いかもしれません。でも、すでに京都では嫌いな人がいないんじゃないかというくらいの人気ですし、東京でも話題に上がることが多いと聞きます。京都の磔磔で行われた、スカートと曽我部恵一とのスリーマンも人があふれかえっていました。レコードも、もうなかなか手に入らないくらいの人気。これだけ人気なのも、彼らのフリッパーズ・ギターシュガー・ベイブを彷彿とさせる日本語ポップス的な音や、ジャケットやTシャツを自分で刷っていることからもわかるように、彼らの好きなものを突き詰めて勝負している結果だと思います。

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 こういう視点で、ボロフェスタを見るとより本祭が待ち遠しくなりますね。

 

 宮尾さんはどういう目線でボロフェスタを見ていますか?良かったら聞かせて下さい。

 

それではお返事お待ちしております。

 

タックル水上

 

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キャッチ宮尾の最近思うこと

 

拝啓、水上さま

 

先日は素敵なお手紙ありがとうございました。ボロフェスタに向けての最高なスタートであったことがひしひしと伝わり、胸が熱くなりました。私も、その景色を見る時は、観客としてではなく、景色を作り出す側で立ち会いたいです。

 

ボロフェスタまであと、1ヶ月と少し、小休憩という意味で、私は今回いつもとは違った視点で音楽のお話をしてみようと思います。

 

私は大学4年次なので、今は、卒業論文のあれこれに毎日追われていています。私が卒論のテーマに選んだのが「思春期」です。「思春期」に影響を受けたことは、大人になってどんな影響を与えるのか。そんなことが気になって調べ始めたテーマなのですが、調べていくうちに、音楽というのはかなり大きな役割を担っているように思いました。

 

「思春期」という多感な時期に衝撃、影響を受けた音楽は、今後の音楽の好みを左右する要因になるのはもちろん、その人の性格、人生まで変えてしまうこともあります。

 

音楽は、自己表現の一種である分、聴く側に影響があってもおかしくはない話ですよね。そんな大きな影響を受けた人たちが、また音楽で様々なことを表現して。そうやって繰り返されているんだなと、アーティストのルーツを辿って感じることもしばしばです。

 

思春期前半を10歳から18歳、思春期後半を18歳から21歳とされるとして、この時期、水上さんはどんなことをしてどんな音楽を聴いていましたか?

 

私は、思春期前半は、両親の持っていたCDを片っ端から聴き始めたのが始まりで、Every Little ThingCHEMISTRY をラジカセから流して楽しんでいました。中高生のころはグッドモーニングアメリカや、アルカラ

 


グッドモーニングアメリカ「空ばかり見ていた」PV

 

思春期後半にはペトロールズをよく聴いていました。


DAX × lute:ペトロールズ「止まれ見よ」

 

幼い頃はキャッチーな楽曲を好んでいましたし、思春期後半は、歌詞に哲学的な一面を感じさせるものや、受けとって1度考えさせられるような曲を好んでいたように思います。その両方を経てからか、今はにウィットに富んだ歌詞と、キャッチーでありながらも、音楽初心者でもわかるほどの巧妙なテクニックを兼ね備えた、ヘルシンキやCHAIが大好きです。振り返ってみると、点と点ではなくつながりがあったんだなぁと思いました。

 

 そう思うと、10歳から21歳までの11年間を優に飛び越えて、16年目に突入するボロフェスタってすごいですよね。これまでの歩みは、確実に人々の心に爪痕を残していると思います。

 

音楽の話をしようと思っていたのに気がつけばボロフェスタの話になっていました笑。水上さんがどんな音楽を聴いて大人になったのかが知りたいです。この話は、ボロフェスタで京都に行った時、スタッフのみんなとも共有したい話題ですね。

 

9月になり、肌寒くなってきました。季節の変わり目ですので、くれぐれも体調を崩されませぬようご自愛ください。

 

キャッチ宮尾

 

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ナノボロを終えて タックル水上

拝啓、宮尾様

 

先日は、お手紙ありがとうございました。

先週がすごく昔のように感じられます。先週から大きく変わったことと言えば、ナノボロフェスタ2017が終了したことです。

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今年のナノボロフェスタはlive&salon夜想という会場が追加され、過去最大規模での開催となりました。この夜想という会場が増えるという事は、僕らが考えている以上に大きな変化でした。ほんとにまるで違うイベントになったなと。

 

本当に個人的な目線でナノボロフェスタを振り返ります。

 

今回のナノボロフェスタで僕自身としての反省は多々あるのですが、実際は、初めて増えた夜想の会場にも、フロアいっぱいになるようなお客さんが来てくださり、盛り上がってくださっていたのはすごくうれしいことでした。

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そして個人的に最もうれしかったことは、先日お手紙にも書かせていただいたアーティストたちが、すごくいいステージを披露してくれたことです。

 

26日に出演した空間現代でもたくさんの方にご覧いただだけたことは特にうれしくて、空間現代もいつもと変わらず、すごくいいステージで、見た人達が「かっこいいね。」といってくれたことは、京都にいるすごいバンドを知ってほしいと思っていた僕にとってもすごくうれしいことでした。

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くぴぽやAH(鳴呼)も、周りがバンドばかりの中、いつも通りのライヴをしてくれて、普通のロックフェスじゃ絶対に見れないような空間を作り出してくれました。

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くぴぽのメンバーの服部真希が実はnano凱旋ライヴだったり、それを語るまきちゃんのMCは、何かすごく気持ちが入っていた気がして少し熱くなりました。

 

そして、東京からやって来た、DEATHRO、Limited Express(has gone?)、VOGOS は、京都ではなかなか見ることの出来ない、Less than TV独特の雰囲気を運んでくれました。

 

特に、出演日前日の朝9:00にスタッフよりも早く会場入りし、次の日の演奏時間はおよそ13分という衝撃は、ナノボロの歴史に名を残す出来事でした!

 

 

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こうして初めてナノボロフェスタに参加してくれたスタッフがとってくれた写真を見返していると、「ナノボロフェスタはこんな風に見えているんだ。」というのに触れれた気がしてうれしいですね。

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そして、同時にいろいろなスタッフに支えられているんだなと実感しました。

終わってみて、いいイベントだったなと改めて思います。

 

話しは少しずれますが、僕がすごく印象的だったことがもう一つあったので書かせてください。

 

今年は夜想で映像を使った装飾なども取り入れていたのですが、夜想の撤収が終わり

、僕がモグラさんが挨拶に来るのを待っているときに、そのプロジェクターに夜想のスタッフさんが映像を流してくれました。その映像は京都の町をパレードのようにステージが走り、西部講堂前がお客さんであふれ返っている映像でした。音楽に触れ始めたばかりの僕に夜想のスタッフさんは「これ誰か知ってる?」と聞いてくれました。僕は素直に「知らないです。」と答えると、「若い子ってやっぱりもう知らんねんなー。ボ・ガンボスっていうねん。」と教えてくれました。その映像はボ・ガンボスの「HOT HOT GUMBO’92」の映像でした。その映像が目に焼き付いて、これを書いている今も引きずってます。人の密集具合以上に、渦巻いている熱量みたいなのをすごく感じて、「今、京都でこんな景色がみることできるんだろうか。」と思ってしまいます。

そういえば、話に聞くBOREDOMSの伝説的な景色も僕は見ることが出来ないんだなと。

でも、なければ作ればいいじゃないか、何とかそんな伝説的な景色を自分の目で見たいと改めて感じた出来事でした。

 

長くなりましたが、最近宮尾さんは何か印象的な出来事はありましたか?

 

それでは、夏の終わりが着々と近づいているのを感じる日々ですが、まだまだ暑い日は続くと思いますので、お体にはお気を付けください。

 

タックル水上

 

photo by 田村佳子

 

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